みなさんこんにちは。
今日は弊社のインターンシップに参加してくれた盛岡大学の学生さんが立案してくれた企画となります。
「生活していて感じる素朴な疑問」をテーマに10案ほど考えていただき、その中から私たちが内容を作成しました。
今回は「流行はなぜ繰り返されるの?」という疑問に迫っていきます。
流行は繰り返しているの?
私たちが子供の頃に流行したものや、親世代に流行したものが何年もの月日が経って再流行するという話を聞いたことや体感したことありませんか?
例えば、「Y2K」ファッションが数年前からZ世代を中心とした若者の間で人気が定着しています。
「Y2K」とは、「Year2000」という2000年を指す数略語。
Y2Kファッションとは、2000年前後に一世を風靡したファッションのリバイバルブームということになります。
特徴としては、ミニスカートや厚底シューズなど、2000年代のギャルが身に着けていた陽気で快活なイメージのファッションが「Y2K」ファッションにあたります。
このブームに火をつけたのはK-POPアーティストと言われており、CMやSNSでの露出が増えたことから人気が爆発したと言われています。
なぜブームが再燃??
2010年代のファッション業界はモノトーンやベージュなどシックな色で、シンプルなデザインが好まれる時代でした。
他者からどう見えるかを重要視され、場の雰囲気からはみ出さないように調和を取ろうという傾向でシンプルなデザインが好まれました。
2020年代に入ると多様性に向き合う時代に変化していくことで、時代と共にシンプルなイメージから陽気で快活なイメージが好まれるように変わっていったとされています。
そのような背景から、 「Y2K」ファッションが再燃したと言われています。
ファッション業界だけではなく他の業界でも流行は繰り返します。
近年のわかりやすい例を挙げると、2018年頃に流行した「タピオカブーム」です。
この「タピオカブーム」はなんと第3次タピオカブームと呼ばれており、当時の台湾ブームとSNS映えを求める若者の台頭が背景にあり流行を巻き起こしたと言われています。
ちなみに第1次タピオカブームは1992年。今とは異なる、白くて直径5ミリぐらいの小さなタピオカをココナツミルクに混ぜたものをスプーンで食べる形で流行しました。
第2次タピオカブームは2008年。台湾の専門店が九州に上陸し、それが全国に拡大。
黒糖で甘く味付けがされたタピオカをストローでミルクティーと一緒に飲むようになったのはこの第2次からです。
なぜ流行は繰り返しているのか。
一つはSNSの影響で流行は作り出されていることが考えられます。
「映える」「エモい」などSNSに投稿された写真に対して使う言葉が若者の間で流行しました。
特にエモいは「懐かしい」という気持ちに使われることもあり、過去に流行したものを取り上げるきっかけになっています。(エモい=emotional)
インフルエンサーやアイドル、有名人がSNSに投稿をした写真を見た人たちが真似をして一緒に盛り上がれる。
そういった環境が整ったことが、流行を生み出しているのではないでしょうか。
もう一つは流行が20年周期で繰り返されるサイクルが存在するということです。(諸説ありですが。)
感受性が最も高い15歳前後の思春期の人間が、その20年後の35才前後に影響力を及ぼす力のあるポジションにいることが多く、自分が思春期の頃に影響を受けた感性をプッシュすることになるので、結果として20年前の流行がまた再流行するというサイクルが生まれるとのことです。
いかがでしたか。
私たちの印刷業界のデザインにも流行は存在しており、レトロなデザインが再流行したり、シンプルなデザインが流行したり、パステルカラーが流行したりと、流行りのデザインは時代と共に変わっていくことを体感しております。
川嶋印刷は常に最先端のデザインを求め、皆様に情報を発信できるように心がけます。
冒頭にもお伝えした通り、今回はインターンシップに参加してくれた学生さんからいただいた企画案でした。
面白い企画案ありがとうございました。
今後も身近にある素朴な疑問を取り上げていきたいと思います。
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